白山道奥磨崖仏(しらやまみちおくまがいぶつ)は、神奈川県横浜市金沢区釜利谷南に残る古道「白山道」の谷奥にある磨崖仏である。顔だけで4メートルもあるというが、ほとんど風化し、所在位置や輪郭が解りづらくなっている。

現状

鎌倉時代に、金沢の称名寺から発し、六浦荘富田郷(蒲里谷郷)を抜けて山越えして鎌倉に至る、白山道が開かれたと言われる。白山道は、釜利谷南を流れる宮川の渓谷(平潟湾に流入する)を通って山を越えるが、谷の一番奥にこの磨崖仏がある。

いつごろ造られたかはっきりせず、東にある東光禅寺との関係で薬師如来像ではないかという。

六浦道沿いの鼻欠地蔵とあわせて横浜に2つしかない磨崖仏の1つで、案内看板もあるが、顔の位置すらよくわからない。

1983年撮影の写真のリンクはこちら→https://openphoto.app/c/kanazawaku/photo/14408?

脚注

参考資料

  • 『かながわの古道』神奈川県県民部文化室編 1980年6月30日(第3刷)114頁、118-119頁
  • 『金沢の古道』横浜市金沢区編 1984年(昭和59年)3月1日刊行 13-15頁、22頁

関連項目

  • 鎌倉道


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