専西寺(せんさいじ)は、東京都文京区にある真宗大谷派の寺院。

歴史

1207年(承元元年)、専西坊によって開山された。専西坊は源義家の末裔で、親鸞聖人の下で出家し、鎌倉雪ノ下で「一向山専西坊」と称する草庵を結んだ。これが当寺の起源である。

1627年(寛永3年)、正入によって江戸湯島に移転し「一向山専西寺」として中興した。

ところが1682年(天和2年)に火災に遭い、その後の再建が認められなかったため、廃寺となった。当時の住職恵皆法師は代々木の正春寺の住職となった。1692年(元禄5年)にようやく再建が認められ、駒込の地に再建された。1719年(享保4年)に現在地に移転した。

正春寺寺伝による異伝

正春寺に伝わる寺伝によると、専西寺の由来は下記の通りという。

専西寺は元々湯島にあり、天台宗の寺院であった。1620年(元和6年)、専西寺の正入が新たに代々木の地に「専西寺」を創建し、1627年(寛永3年)に浄土真宗に転宗したという。

1682年(天和2年)の湯島専西寺の火災により、代々木専西寺が「専西寺」として一本化され、1692年(元禄5年)に「正春寺」に改称したという。

寺宝等

  • 阿弥陀如来像(本尊)

交通アクセス

  • 本駒込駅より徒歩5分。

脚注

参考文献

  • 渋谷区 編『新修渋谷区史 (中巻)』渋谷区、1966年
  • 本郷仏教会寺院誌編纂委員会 編『本郷の寺院―街と寺誌』本郷仏教会、1984年

関連項目

外部リンク

  • 真宗大谷派専西寺

写真で見る専西寺~内観|真宗大谷派 専西寺

真宗大谷派 専西寺

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法事・葬儀|真宗大谷派 専西寺

写真で見る専西寺~本堂|真宗大谷派 専西寺